本年４月に施行された森林経営管理法に基づく「新たな森林管理システム」では、適切な経営管理が行われていない森林について、森林環境譲与税を活用して管理することとされました。
　本システムにおいて、市町は「主導的な役割を果たすべき主体」と位置づけられ、森林所有者から委託された森林を調査して採算性を判断し、採算性が見込まれる森林については林業事業体に経営管理を委託し、採算性が見込まれない森林については市町が自ら整備するなど、様々な専門的業務を行うこととなり、高度な技術力や判断力が求められます。
　しかしながら、市町を取り巻く現状は、林業の知識や技術を有する職員が不足する等のため、これらの業務を支援する体制の整備が急務となっていることから、宇和島地区の市町や森林組合等が連携・協力して、課題や問題解決に積極的に取り組むため、「一般社団法人南予森林管理推進センター」を設立することといたしました。
　同センターでは、「森づくり」、「人づくり」の２つの柱を重点的に取り組み、管内の森林が適正に管理されるよう、市町や森林組合等との連絡調整や技術的支援を行うとともに、担い手不足や担い手の高齢化が進む中、新たな人材の確保・育成や省力化につながる新たな技術の導入を進め、手入れ不足となった森林の健全化と災害に強い森林づくりを推進します。
以上が設立趣旨ですが、今後多くの方々にご意見を頂き、「新たな森林管理システム」を推進していきたいと思いますので､ご指導、ご支援をよろしくお願いいたします。

令和元年12月20日

　　　　　　　　　　設立発起人代表　　愛媛県宇和島市曙町１番地　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　宇和島市　市長　岡原　文彰　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　発起人　　愛媛県北宇和郡松野町大字松丸３４３番地　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　松野町　町長　坂本　浩　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　発起人　　愛媛県北宇和郡鬼北町大字近永８００番地１　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　鬼北町　町長　兵頭　誠亀　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　発起人　　愛媛県北宇和郡鬼北町大字永野市２２１番地　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　南予森林組合　代表理事組合長　兵頭　謙太郎　　　

　　　　　　　　　　　　　　発起人　　愛媛県宇和島市天神町７番１号　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　宇和島地区林材業振興会議会長　岡原　文彰