代表者挨拶
宇和島市長の岡原文彰でございます。
令和元年12月20日に一般社団法人南予森林管理推進センターを設立しセンター長を拝命いたしました。併せて松野町坂本町長、鬼北町兵頭町長の両名が副センター長として、さらには南予森林組合兵頭代表理事組合長に監事としてご就任いただき、心強い布陣でスタート致しました。
国においては平成31年4月に「森林経営管理法」及び「森林環境税法」が施行されたことに伴い、森林経営管理制度(新たな森林管理システム)がスタートしたところです。
当地域(宇和島市、松野町、鬼北町)でも、山林所有者の皆様を始めとして先人の皆様が汗を流して育ててこられた山林、特にスギ・ヒノキの人工林が長期に渡って価格低迷が続いていることもあり手入れが行き届いていない、又、管理が十分でない現状にあります。
近年、気象災害等が多発して、当地域でも甚大な被害を被っており、手入れ不足が災害の一因とも言われています。当センターでは、森林生態系・多様性を復活させ健全な森林をつくり、合わせて人材をつくる拠点と位置付け、地域の環境保全、災害に強い森林の育成のために尽力してゆく所存でおります。
住民の皆様、山林所有者の皆様のご期待に応えられるよう頑張りますので、どうかよろしくお願いいたします。
センター長 岡原 文彰
概要
1 背景
森林経営管理法に基づく「新たな森林管理システム」では、適切な経営管理が行われていない森林について、森林環境譲与税を活用して管理することとされました。本システムにおいて、市町は「主導的な役割を果たすべき主体」と位置づけられ、森林所有者から委託された森林を調査して採算性を判断し、採算性が見込まれる森林については林業事業体に経営管理を委託し、採算性が見込まれない森林については市町が自ら整備するなど、様々な専門的業務を行うこととなり、高度な技術力や判断力が求められます。
しかしながら、市町を取り巻く現状は、林業の知識や技術を有する職員が不足する等のため、これらの業務を支援する体制の整備が急務となっています。
2 目的
このため、「新たな森林管理システム」を活用して、管内の森林が適正に管理されるよう、市町や森林組合との連絡調整や技術的支援を行うとともに、担い手不足や担い手の高齢化が進む中、新たな人材の確保・育成や省力化につながる新たな技術の導入を進め、手入れ不足となった森林の健全化と災害に強い森林づくりを推進していくこととしています。
なお、この目的を達成するため、南予森林管理推進センターを設置するとともに、同センターにおける「新たな森林管理システム」の運営に当たっては、「森づくり」、「人づくり」の2つの柱を重点的に取り組みます。
3 南予森林管理推進センターの運営
(1)設置場所 南予森林組合内に設置
(2)主な業務内容
①意向調査の実施
②経営管理の委託
③森林整備の実施
④新たな森林管理システムを推進するための担い手の育成・確保など
(3)配置職員
①派遣職員5名
(市町職員3名、森林組合職員1名、森林管理支援センター職員1名)
②事務局長1名
➂事務局次長1名
④研修教務課長1名
⑤事務職員1名
4 南予森林管理推進センターのビジョン
(1)森づくり
①林業経営に適した森林については、意欲と能力のある林業経営者
へ再委託し、持続可能な森林経営を目指します。
②林業経営に適さない森林については、市町が管理を実施し、健
全な森林管理を目指します。
(2)人づくり
①意欲と能力のある林業経営者の育成・確保を目指します。
②新規林業就業者の育成・確保を目指します。
区 分 | 団体(役職) | 氏 名 | 備 考 |
---|---|---|---|
会 員 | 宇和島市 | ||
(5) | 松野町 | ||
鬼北町 | |||
南予森林組合 | |||
宇和島地区 林材業振興会議 | |||
役 員 | 理事(3) | 岡原 文彰 | |
(4) | 坂本 浩 | ||
兵頭 誠亀 | |||
監事(1) | 芝田 正文 | ||
センター長等 | センター長(1) | 理事会で互選 | 法 代表理事 |
(3) | 副センター長(1) | 理事会で互選 | 法 業務執行理事 |
副センター長(1) | 理事会で互選 | 法 業務執行理事 | |
事務局 | 事務局長(1) 事務局次長(1) 研修教務課長 (1) | 公募職員 公募職員 公募職員 | |
(9) | 事務員(1) | 公募職員 | |
派遣職員(5) | 宇和島市 松野町 鬼北町 南予森林組合 森林管理支援センター |